銀行の利用状況やグループ企業のサービス連携で金利アップ
大手銀行の普通預金金利が、年0.001%(以下、金利・利息の金額は全て税引前で記載)という水準で推移しています。これは100万円を1年間預けても、1年で10円しか利息がつかない計算です。
一方、ネット銀行などの中には、銀行の利用状況やグループ企業のサービス連携状況に応じて、普通預金金利を上げるサービスを行うところもあります。お金を少しでも増やすためにも、ぜひ活用したいところです。
● auじぶん銀行「auまとめて金利優遇」
auじぶん銀行の「auまとめて金利優遇」では、auじぶん銀行とスマートフォン決済「au PAY」との口座連携、クレジットカード「au PAYカード」の口座引き落とし、証券会社「auカブコム証券」との口座連携の三つを全て設定すると、普通預金金利が年0.199%アップします。これに同行の普通預金金利である年0.001%を合わせると、合計で年0.2%となり、金利が200倍になります。100万円を1年間預けると、2000円の利息がつく計算です。au PAYカードのみ利用が必要ですが、残りの二つは連携するだけで金利アップが適用されます。
● イオン銀行「イオン銀行Myステージ」
「イオン銀行Myステージ」では、イオングループのサービスの利用状況によって、通常0.001%の普通預金金利が最大年0.1%にまでアップします。
例えば、クレジットカードの「イオンカードセレクト」を契約すると10点、NISA口座を開設すると30点という具合に「イオン銀行スコア」が貯まり、毎月の総点数に応じて金利がアップします。イオンを普段利用している方ほど、スコアが貯めやすい仕組みです。
● 楽天銀行「マネーブリッジ」
楽天銀行では、楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」を利用すると、年0.02%の普通預金金利が5倍の年0.1%にアップします。マネーブリッジを設定しておくと、楽天証券の口座にわざわざ入金しなくても、楽天証券での金融商品売買の際に、楽天銀行の預金残高から自動的に不足資金が充当されます。
楽天銀行と楽天証券の両方への口座開設が必要となりますが、マネーブリッジを設定すれば、利用がなくても普通預金の金利がアップします。
※2021年10月21日時点の情報で作成しています。