年の瀬が近づくと気になるのが宝くじ。今年最後の運試しに購入する方もいるでしょう。実は、一部の銀行では、お金を預けると金利のほかに宝くじがもらえる「宝くじ付き定期預金」を扱っています。

宝くじが当たるかどうかはわかりませんが、仮に大当たりの場合、金利とは比較にならないほどの当選金が受け取れます。実際、スルガ銀行の「ジャンボ宝くじ付き定期預金」は、2021年の年末ジャンボで1等7億円の当選者が出ており、これまで14人の億万長者が誕生しています。預入金額100万円でドリームジャンボ・年末ジャンボ各5枚、300万円だとドリームジャンボ・サマージャンボ・年末ジャンボを各10枚もらえます。

大阪シティ信用金庫の「夢ジャンボ」は、預入金額100万円なら年末ジャンボ、200万円ならサマージャンボ・年末ジャンボ、300万円ならドリームジャンボ・サマージャンボ・年末ジャンボをそれぞれ各5枚連番でもらえます。

他にも、瀬戸信用金庫の「ゆめ紀行」、京葉銀行の「ジャンボ宝くじ付定期預金」、香川銀行の「宝くじトッピング定期預金」などの宝くじ付き定期預金があります。その多くは地方銀行で扱っていますが、大半はネット経由で口座開設をすれば申し込みが可能です。 宝くじ付き定期預金にお金を預けた場合、宝くじの販売時期になると、はがきなどで番号だけが通知されます。その後の当選発表を経て、当選していたときは当選金が普通預金口座に振り込まれます。当選しているかどうかの確認や換金の手間も不要でお手軽です。 また、毎年9月にはずれ券を対象に抽選が行われる「宝くじの日 お楽しみ抽せん」にも自動参加する形となり、当たれば景品をもらうことができます。

宝くじは10枚もらえば、末等の300円が必ず当たります。低金利時代であっても、実質的に高い金利が受け取れる預金といえるかもしれません。

ただし、宝くじ付き定期預金の最低預入金額は比較的高額です。多くの銀行では100万円以上となっていて、預入期間も3年以上がほとんどです。原則、中途解約ができないので、宝くじ付き定期預金を利用する際は、すぐに使う予定のないお金を預けるようにしましょう。