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Web magazine“Present” 広報誌「Present」Web版

2023年1月号掲載

闘病しながらも穏やかに暮らしていた母。生命保険加入が最後の親孝行になりました

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お客様プロフィール

母(享年73歳) Nさま(39歳 建築業) 妻(34歳 主婦) 長女(1歳)

入院手術費などの医療費を保障され母から感謝された

今回ご登場いただくお客様は、北海道在住のNさまです。4年前、Nさまのお母様は脳出血のため逝去されました。

「母は姉と実家で暮らしていました。亡くなる数年前にがんを発症しましたが、手術で寛解。その後は糖尿病などで入退院をくり返しましたが、やっと穏やかな生活を取り戻していたので、家族にとって突然の別れでした」

お母様は、ご自宅で倒れたそうです。
「救急車で病院に搬送されることなく息を引き取りました」

株式会社保険クリエーションの金田保さんにお話を伺いました。
「建築業を営むNさまとは、10年以上のお付き合いです。家族思いのNさまは、お母様の老後を考えて万全な生命保険に加入されていました」

Nさまにお話を伺いました。
「7年前に父を亡くしました。その時に生命保険の保障内容が万全ではなく、母を含め家族がいろいろと大変でした。ですので、母には少しでも手助けできるようにと加入しました」

お母様は生命保険に加入した半年後にがんが見つかりました。入院手術費などの医療費がすべて保障され、Nさまはお母様から感謝されたそうです。
「がんは無事に手術で切除でき、転移もなかったので退院後は穏やかな生活に戻りました。ところがその後、糖尿病を患い、合併症などで入退院をくり返しました。生命保険は払込み免除で継続していましたので、本当に助かりました」

金田さんにお話を伺いました。
「Nさまとの初めての出会いは、Nさまが29歳で会社を立ち上げた時でした。当時から生命保険への意識が高く、従業員の方たちをしっかり守っていました」

実はNさまは23歳のとき、仕事中に事故に見舞われ生命保険の重要性を、身をもって知ることになったのです。
「命を失わずにすんだことが不思議なほどの大事故でした。幸い後遺症はわずかでしたが、リハビリテーションに時間がかかりました。この時に、生命保険の重要性を考えさせられました。母には父のぶんまで長生きを願っていましたが、早い別れになりとても残念です」

Nさまご家族のこれまでの道のりと生命保険への思いをお伺いし、金田さんのお話を交えて、ここに紹介させていただきます。

仕事中の転落事故で外傷性くも膜下出血

Nさまは3人きょうだいの末っ子です。
「姉や兄とは年が離れていて、物心がつく頃には2人は社会人と大学生、ほとんど一人っ子のように育ちました。父は子煩悩ながらもしつけに厳しく、社会の約束事なども教えてくれました。母はとてもやさしく、やんちゃな末っ子を温かく見守ってくれました」

独立心旺盛なNさまは、大学卒業後、建築業の会社に就職しました。
「特に建築業を希望していたわけではありません。まずは親からの自立を目指していました」

Nさまは自分で決めたことは、とことん真面目に取り組むタイプ。先輩たちから教えられた技術を次々と習得する日々でした。ところが23歳のとき、仕事中に大きな事故に見舞われたのです。

「5メートルの高さから転落しました。命を落としかねない大事故でした。救急車で搬送された病院で診断されたのは、外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折でした」

転落して頭部を強くぶつけたことによって脳の血管から出血しますが、出血する場所によって病気の名称も重症度も異なります。Nさまの場合、脳を包んでいるくも膜の内側で出血が広がっている外傷性くも膜下出血、さらに硬膜下(脳の外)に出血した急性硬膜下血腫でした。ケガが原因の外傷性くも膜下出血は、脳動脈瘤が破裂して起こるくも膜下出血とは異なります。
「くも膜下の出血が非常に少ない場合は、ほとんど症状が出ないこともあるそうですが、私の場合は急性硬膜下血腫が合併していたので重症でした」

脳圧(頭蓋骨の中の圧力)が上がり、Nさまは意識不明の状態が1週間続きました。
「医師からは2日以内に脳圧が治まらない場合は、開頭手術をしないと死亡すると言われたそうです。家族には、大変な心配をかけました」

奇跡的に脳圧は治まり、手術は回避。1ヵ月後に退院できました。

退院から1年のリハビリを経て復職、そして5年後に創業

退院できたとはいえ、記憶障害や味覚障害などの後遺症が心配されました。
「私の場合、めまいぐらいですみました。現在も少しめまいはありますが、だんだんと少なくなってきています」

退院してから1年間、仕事復帰に向けてリハビリが続きました。
「実家住まいだったので生活面では助かりましたし、特に復職を焦ることなく過ごせたのは、やさしい母のおかげでした。しかし、労災認定されたとはいえ経済的には大変でした。生命保険に加入していなかったことはとても悔やまれました」

復職後は事故以前同様に仕事にまい進されたNさま。かたわらにはいずれ結婚することになる素敵な恋人がいました。
「実家を離れてやっと自立できました。仕事は転落事故を経験しましたが、恐怖心は一切ありませんでした。とにかく技術に磨きをかけたいと思いました」

そして5年後、創業。その時に金田さんと出会いました。金田さんにお話を伺いました。
「Nさまが勤務していた会社の社長からのご紹介でした。経営の勉強もされていてさまざまな保険の相談を受けました」

Nさまにお話を伺いました。
「事故から5年間は生命保険には加入できませんでした。創業を機に金田さんに法人、個人を含めて提案していただきました。当時、周りの同年代に比べて加入している保険の数は断然多かったのですが、従業員や家族を守るためには必要だと思いました」

Nさまの高い技術で会社の業績は順調にあがり、従業員も増えていきました。
「とにかく多忙で両親に頻繁に会えなかったのですが、元気だったので安心していました」

ところが、7年前お父様が71歳で急逝。さまざまな手続きをするお母様をサポートするなか、お父様の生命保険の保障内容が十分ではなかったことがわかりました。
「親の経済状況の詳細は知りませんでしたが、心配はしていませんでした。しかし、遺された母のこれからを考えると医療費の保障などが手厚い保険が必要だと思いました」

Nさまは金田さんに相談して、万全な保障内容の生命保険に加入しました。

母に娘を抱いてもらえなかったのは本当に残念

お母様は生命保険に加入して半年後、体調に異変がありました。
「すぐに病院を受診して検査をしたところ、がんが見つかり、その場で手術日が決まりました」

手術でがんはすべて切除。転移もなく抗がん剤治療も必要がありませんでした。お母様は退院後、すぐに元の生活に戻ることができました。
「ところが糖尿病を発症し、さまざまな合併症が出てきて入退院をくり返しました。医療費は生命保険で賄えたので助かりました」

お母様は通院しながらも昼間はデイサービスに通い、前向きな日々を送っていました。ご家族が安心していた時、突然お母様が自宅で倒れたと連絡が入ったのです。その日は地震があったので、第一報は転倒したということでした。実家に駆け付けると脳出血で倒れたことがわかり、救急車の到着を待たずに息を引き取られたのです。

「母は糖尿病の合併症で腎症になり、そろそろ透析を始めるという時でした。いろいろな治療をしながらも以前と変わらない日々を送っていたので、突然の別れに家族みんなが大きなショックを受けました」

お母様が旅立った後、Nさまは長年お付き合いをしていた恋人と結婚。そしてご長女に恵まれました。
「母に娘を抱いてもらえなかったのは、本当に残念です」

現在、新しい家族を迎えたNさまは、ますます仕事に励んでいます。

「従業員のみんなには順番に独立してもらいパートナー関係を結んでいます。私は今後、別業種の仕事も起こす予定です。両親を見送り、これからは自分の家族とともに将来に向けて頑張りたいと思っています」

最後に金田さんにお話を伺いました。
「Nさまは大きな事故を体験して生命保険の重要性を認識していたので、創業に際しても万全の備えをされました。お母様とのお別れは早すぎましたが、最後の親孝行をされたのではと思います。これからも生命保険の重要性をお伝えしていきたいと思います」

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