死亡保険
死亡保険は、被保険者が死亡または高度障害になった場合に限って「死亡保険金」または「高度障害保険金(給付金)」が支払われる保険で、万一の場合の「死亡保障」に重点を置いた保険です。
この死亡保険は、保険期間をあらかじめ一定期間に定めた「定期保険」と、保険期間が被保険者の一生にわたっている「終身保険」の大きく2つに区分することができます。 「定期保険」は、一定期間の保障をする保険で、安価な保険料で保障を得ることができ、「掛け捨て」保険とも呼ばれ一定期間を過ぎると保障もなく、満期保険金を受け取ることもできません。最近では、この保険のアレンジとして保険金が保険期間中の保障額が増加していく「逓増定期保険」、減少していく「逓減定期保険」また、保険金の受け取り方が当初から年金で受け取ることができる「収入保障保険」などがあります。また、生存を条件に一定期間ごとに生存給付金が支払われる「生存給付金付定期保険」などもあります。
もう一つの死亡保険である「終身保険」にも満期保険金はありませんが、一生涯の保障が継続しますので、いつかは必ず「保険金」を受け取ることが可能です。 保険料の支払には支払期間が一生涯のもの(終身払)と、ある一定時期まで支払ってその後は支払わない「短期払」、さらに加入してから一定時期は保険料の支払を安く抑え、その時期を過ぎると保険料が高くなる「ステップ払」があります。
また、この死亡保障が一生涯続く終身保険には、ある一定の時期になると、そのまま死亡保障を継続するだけでなく、他に介護保障や年金などに保障内容を移行することができる場合もあります。
2022.04.01 (加藤)