短期払と全期払
保険料の払込期間には、保険期間の全期間にわたって保険料を払い込む「全期払」と、保険期間より短い期間で保険料を払い込む「短期払」の2種類があります。
養老保険が主流の時代には、満期までの全期間にわたって保険料を支払う全期払が多かったのですが、終身保険に加入する人が多くなった現在は、その保険期間の全期間である死亡時まで保険料を支払う終身払込を選択する人は少なく、ある一定期間までと定めた短期払を選択する人が増えているようです。
ただし、主契約である終身保険は短期払を選択した場合であっても、入院給付金等の特約については全期払しか選択できない場合もあります。加入している保険料の払い込みについては、主契約・特約ごとにいつまで支払うかを確認する必要があります。主契約の払い込み終了後に支払いが必要な特約保険料については主契約の払い込み終了時に一度に払い込んだり、月払から年払に変更して1年ごとに支払ったりする方法を選択するようになっている場合が多いようです。
同じ保険金額であれば、全期払の方が短期払と比較すると毎回支払う保険料は安くなります。しかし、払込期間中に払い込むべき保険料総額を比較した場合は、短期払の方が安い場合もあり、よく比較して選択する必要があります。
2022.04.01 (加藤)