失効と復活
失効とは、生命保険の保険料の払込猶予期間が過ぎても払い込みが行われず、契約が効力を失うことをいいます。失効となった場合は、もちろんその契約の保障はありません。
しかし、一度失効した契約であっても、契約をもとの状態に戻すことは可能です。失効してから通常3年以内で、その時点での被保険者の健康状態を確認し、異常がなければ、会社の承諾を得て、契約者がそれまでの滞っている保険料をまとめて払い込むことによって失っていた効力を戻すことができます。これを復活といいます。
復活により契約を継続した場合は、保険料はそれまでと同額で、配当も継続します。
また保険会社によっては、この復活可能期間が異なる取り扱いをする場合もあります。
なお、特別条件付き契約は取り扱いが異なる場合もあります。加入している契約の約款などで確認する必要があります。変額保険では復活可能期間は失効後3カ月以内になっています。
2022.04.01 (加藤)