剰余金
保険料は、予定死亡率・予定利率および予定事業費率(保険料の項を参照)から計算されています。さらに、健康状態の悪い人が加入して全体の死亡率を悪化させないように対応する、契約者が支払った保険料はより安全、確実、有利に運用する、制度運営の経費は切りつめる、といった経営努力を保険会社では行っています。その結果毎年度末の決算時に余りが生じた場合、この余りを剰余金(利益金)といいます。剰余金が生まれる原因は次の3つに分類され、「剰余金の3利源」といわれています。
死差益
予定死亡率によって見込まれた死亡者数よりも実際の死亡者数が少ない場合に生じる利益
利差益
予定利率によって見込まれた運用収入よりも実際の運用収入が多い場合に生じる利益
費差益
予定事業費率によって見込まれた事業費よりも実際の事業費が少なくて済んだ場合に生じる利益
2022.04.01 (加藤)