責任準備金の積立方法
責任準備金の積み立てを行うための代表的な計算方法として、「平準純保険料式」と「チルメル式」の2種類があります。
平準純保険料式(純保式)
保険会社の経費を毎年一定割合の付加保険料で賄えると考え、事業費の支出を契約全期間を通じて一定とし、保険料の残り部分をその年の保険金等と将来の支払いのための責任準備金とする方式です。
チルメル式
新契約時には、より多くの経費がかかってきます。実際は、毎年一定の付加保険料だけでは、契約当初は不足することになります。このことを考慮して初年度は多くの付加保険料を確保し、その分将来の支払いのために貯えておく責任準備金額を少なくします。ただし、2年目以降の一定期間は、付加保険料の部分を少なく考え、責任準備金への貯え額を大きくし、純保式と同様の金額にまで積み上げます。これを5年の一定期間で行う場合は5年チルメル式、10年の場合を10年チルメル式といいます。
2022.04.01 (加藤)