変額保険
変額保険とは、株式や債券などの有価証券を中心に資産を運用して、運用の実績によって死亡保険金(最低保証額である基本保険金額が定められています)や満期保険金、解約返戻金が増減する保険です。変額保険に対して通常の保険のことを定額保険といいます。
この変額保険の資産は特別勘定といい、定額保険の一般勘定とは区分して管理・運用されます。この特別勘定の運用実績によって毎月保険金額が変動します。保険種類としては、定額保険の養老保険にあたり、満期までの保障があり満期まで生存したときには満期保険金が支払われる有期型と、定額保険の終身保険にあたり、一生涯の保障がある終身型があります。また、同様に資産の運用実績により受け取る年金額や解約返戻金額などが変動(増減)する変額個人年金保険もあります。
変額保険の契約締結にあたって、契約者は、高い投資収益を期待しながらその収益を自分自身の利益とすることができる反面、運用状況によっては元本を下回り損失を被る可能性もあり、その投資リスクは自身が負うということも認識しておく必要があります。
変額保険の仕組み図
2022.04.01 (加藤)