社会保険Q&A
記事一覧
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2024年1月号掲載
65歳になる直前に退職すれば……
64歳の会社員(男性)です。学校を卒業後に就職した会社で、60歳定年のあとも引き続き働いています。再雇用による勤務は65歳になるまで(65歳になった月の月末まで)できますが、64歳になり年金も支給されるようになったので6…
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2023年12月号掲載
出産時の国民健康保険料の免除
近く出産を控える者です。夫は自営業者で私もその仕事を手伝っています。出産前後の期間、国民年金の保険料が免除されると聞きました。また、国民健康保険の保険料も免除されるようになるというニュースをみました。具体的にはどれくらい…
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2023年11月号掲載
「第3号被保険者」問題とは
専業主婦などの国民年金の第3号被保険者は保険料を納めることなく年金がもらえるので、保険料を払っている人と比べ不公平である、だからいまの第3号被保険者は無くすべきである、という議論があることを知りました。不公平と思うかどう…
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2023年10月号掲載
遺族年金の男女格差
会社員である夫が死亡した場合、残された妻には通常、遺族厚生年金が支給されるが、会社員である妻が死亡した場合は夫に必ずしも遺族厚生年金が支給されるとは限らない、という話を聞きました。公的年金には男女の差別があるということな…
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2023年9月号掲載
厚生年金の保険料はどう決まる?
給与明細をみると、保険料や税金などさまざまなものが天引きされています。なかでも厚生年金保険料は、他の保険料や税金に比べて、格段に高額です。保険料はどのように計算されているのでしょうか。厚生年金保険料は、給与の額を一定の範…
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2023年8月号掲載
「20歳になったら国民年金」 —— どうする保険料?
子供が20歳になり、日本年金機構から国民年金の保険料の納付書が送られてきました。本人は20歳といっても大学生であり、アルバイトによるわずかな収入しかありません。それでも保険料を払う必要はあるのでしょうか。同封のパンフレッ…
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2023年7月号掲載
「年金制度は 大丈夫か?」問題の考え方
前号(2023年6月号)の記事で、「年金制度は大丈夫か?」問題には深入りしないほうがいいとのことでしたが、「筆者は、年金制度は大丈夫だ、と考えています」と書かれていたので、その根拠を教えていただけないでしょうか。将来のこ…
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2023年6月号掲載
「年金制度は 大丈夫か?」にどう答えるか
お客さまから「日本の年金制度はそのうち破綻してしまうのではないですか、どう思いますか」としばしば聞かれ、どう答えたらいいか悩んでいます。いい加減に答えると、この人は年金制度のことをよくわかっていないのだなと思われてしまい…
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2023年5月号掲載
「マクロ経済 スライド」ってなに?
2023年度の年金額の改定では、「マクロ経済スライド」が適用されたとのことですが、この「マクロ経済スライド」というのはどういうものですか。適用されるとどうなるのでしょうか。毎年度の年金額は、物価や賃金の変動率に応じて改定…
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2023年4月号掲載
基礎年金の額が2通りに
2023年度の年金額の改定では、67歳以下の人と68歳以上の人では改定率が異なり、年金額に差が生じることになったというニュースを見ました。なぜ、このようなことになったのでしょうか。毎年度の年金額は、①67歳以下は賃金の変…
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2023年3月号掲載
30歳 —— 遺族年金のもう一つの境目
夫が死亡した場合に妻が受け取る遺族厚生年金は、妻が30歳未満の場合、5年間しか支給されないと聞きました。30歳以上ならずっと受け取れるのかと思いますが、30歳を境目にずいぶんな差があることに驚きました。なぜこんなことにな…
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2023年2月号掲載
40歳が境目の遺族厚生年金
遺族厚生年金には「中高齢寡婦加算」というものがあって、夫が死亡した場合に残された妻が40歳以上であれば年金額が増えると聞きました。いくらくらい多くなるのでしょうか? また、子どもがいると加算されないそうですが、どのような…
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2023年1月号掲載
出産時にもらえるお金
10万円分の出産クーポンが配布されるようになったというニュースを見ました。そもそも、出産時には社会保険からの給付があったと思いますが、具体的にはどのようなもので、いくらくらいもらえるのでしょうか。今年(2023年)1月か…
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2022年12月号掲載
「産後パパ育休」で休みやすくなる?
10月に「男性版産休」が創設されたというニュースを見ました。どのようなものですか。これにより、育休が取りやすくなるのでしょうか。新たに創設されたのは、正式には「出生時育児休業」といいます。従来の育児休業制度とは別に新たに…
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2022年11月号掲載
妻死亡で夫は遺族年金が受給できるか?
数年前に年金制度の改正があり、従来は妻が死亡した場合、夫には遺族年金が支給されなかったのが、夫にも支給されるようになった、と記憶しています。私は40代の会社員、妻も40代の会社員でいずれも22歳から厚生年金に加入していま…
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2022年10月号掲載
遺族年金が支給されない?
60代後半の女性です。先日、同年代の友人の夫が死亡しました。友人は遺族年金が支給されると思っていたそうですが、年金事務所に行ったところ、友人の場合は支給されないといわれたとのことです。ちなみに、友人の夫は70代で、亡くな…
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2022年9月号掲載
75歳で後期高齢者に、年下の妻の健康保険は?
間もなく75歳になります。75歳になると後期高齢者医療制度の対象になるとのことで、その保険証が送られてきました。私は会社経営をしていて、これまで協会けんぽに加入しています。妻は2つ年下で私の健康保険の被扶養者になっていま…
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2022年8月号掲載
パートの社会保険加入が拡大
パートタイマーとして働いている主婦(38歳)です。会社から、「10月以降、社会保険に加入することになる」といわれました。夫は会社員であり、社会保険上の扶養に入るように年収130万円に納まるように働いているのですが、10月…
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2022年7月号掲載
在職中、毎年10月分から年金増額
66歳の会社員です。65歳を過ぎても引き続き再雇用制度によりフルタイムで働いています(給料はだいぶ下がりましたが)。すでに年金を受給していますが、制度改正により、在職中に支払った厚生年金の保険料が年1回、年金額に反映され…
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2022年6月号掲載
任意継続被保険者のやめ時
先月号(2022年5月号)で、退職直後は国民健康保険に加入するより、健康保険の任意継続被保険者になるのが有利であるということがわかりました。任意継続被保険者になれるのは2年間ということでしたが、退職後に収入が減れば、2年…
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2022年5月号掲載
任意継続か国保か —— 退職後の医療保険
近く65歳になり、長年勤めてきた会社を退職します。退職後も現在加入している健康保険に引き続き2年間は加入できると聞きました。国民健康保険に入るという選択肢もあるとのことですが、どちらのほうがいいのでしょうか。どちらが保険…
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2022年4月号掲載
新年度の年金、 0.4%減額だが……
公的年金の額がこの4月分から0.4%減額されるというニュースをみました。年金額は毎年4月に改定されるとのことですが、その方法はどのようになっているのですか。物価が下がっているので年金額も下がるということなのでしょうか。年…
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2022年3月号掲載
年金を何歳から受け取るか(後編)
先月号(2022年2月号)で、平均余命からみて、統計的には、繰下げ受給のほうが受取総額が多くなることがわかりました。けっきょく、繰下げは有利なので、繰り下げたほうがいいということでしょうか。先月号でも述べたとおり、平均余…
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2022年2月号掲載
年金を何歳から受け取るか(中編)
老齢年金の繰下げは、年金額は増えるものの、早く死んでしまったら受取総額は少なくなり損するということになりませんか。また、もし、繰り下げようとして受給を開始する前に死亡してしまった場合、たとえば、70歳から受給しようと思っ…
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2022年2月号掲載
『〝安心〟を買うということ』
全日本中学校長会賞宮城県 宮城県仙台二華中学校三学年 福村 眞菜(ふくむら まな)昨年の秋、両親が生命保険の話をしていた。転居を機に、保険の見直しをするという。いくつもの資料を取り寄せ、何やら真剣に吟味する両親を、私はし…
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2022年1月号掲載
年金を何歳から受け取るか(前編)
今年(2022年)4月から、老齢年金の繰下げ受給の年齢の上限が70歳から75歳に引き上げられると聞きました。そもそも、年金の繰下げとはどういうことですか?繰下げにより年金額が増えるということですが、本当に有利なのでしょう…
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2021年12月号掲載
支給停止は老齢厚生年金だけ
2021年9月号で、「年金がもらえるようになっても働いている場合、給与が多いと年金額が減らされる、また、来年(2022年)4月からはその基準が緩やかになる」と説明されていました。そもそも(基本的な質問ですが)カットの対象…
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2021年11月号掲載
自営業者に遺族年金はない!?
先月号の本欄で遺族年金が取り上げられていましたが、そこで説明されている年金額は、会社員で厚生年金に入っている人のケースでした。私は自営業で厚生年金には加入していません。国民年金の保険料はきちんと払っていますが、すでに子ど…
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2021年10月号掲載
遺族年金はいくら受給できる?
30代の会社員(男性)です。もし私に万一のことがあった場合、遺族年金はいくらくらい受給できるのでしょうか。毎年送られてくる「ねんきん定期便」に、将来の老齢年金の見込み額が出ていますが、老齢年金と同じくらいなのでしょうか?…
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2021年9月号掲載
在職による年金カット、縮小へ
昭和33(1958)年10月生まれの会社員(男性)です。今年(2021年)10月に満63歳になり、老齢厚生年金が支給されるようになりますが、年金がもらえるようになっても働いていて収入があると年金が減額されて少なくなってし…
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2021年8月号掲載
所得によって免除される国民年金保険料(後編)
先月号の説明で、収入が減った場合、国民年金の保険料の免除申請をしたほうがいいということを知りました。たんに保険料を滞納している場合と、きちんと手続きをして免除を受けるのとでは、どのような違いがあるのですか。滞納と免除では…
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2021年7月号掲載
所得によって免除される国民年金保険料(前編)
自営業者(52歳)です。昨年来、売上が大きく落ち込んでいます。国民年金に加入していますが、収入が減った場合、毎月の保険料が免除される制度があると聞きました。具体的にはどのような制度なのでしょうか。収入がいくらくらいなら免…
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2021年6月号掲載
退職後の傷病手当金
会社員ですが、病気になり仕事を休んでいます。長期間の療養が必要で、健康保険から傷病手当金の給付を受ける予定です。現在の会社には10年以上勤めていますが、このまま復職せずに退職した場合、傷病手当金は退職後ももらえるのでしょ…
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2021年5月号掲載
「70歳リタイア」時代と社会保険(後編)
先月号の話では、近い将来、70歳まで働くのが当たり前になっても、年金の65歳支給開始は変わらないとのことですが、年金以外の社会保険はどうなっていますか。たとえば、70歳でリタイアした場合、雇用保険の失業手当は受給できます…
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2021年4月号掲載
「70歳リタイア」時代と社会保険(中編)
この4月から、70歳まで働けるようにすることが企業の努力義務となり、将来は義務化される可能性もあるとのことですが、そうなると年金の支給開始も70歳になるのでしょうか。年金の支給開始年齢が70歳に引き上げられる予定はありま…
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2021年3月号掲載
「70歳リタイア」時代と社会保険(前編)
この4月から、社員を70歳まで働けるようにすることが企業に求められることになったというニュースをみました。もし70歳になるまで働くとして、社会保険も70歳になるまで加入することになるのでしょうか。社会保険は、その種類によ…
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2021年2月号掲載
マイナンバーカードと健康保険証
3月から、マイナンバーカードが健康保険証のかわりに利用できるようになるというニュースをみました。まだマイナンバーカードを作っていないのですが、マイナンバーカードがないと診察を受けられなくなるのでしょうか。既存の保険証は使…
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広報誌「Present」2024年10月号
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広報誌「Present」2024年9月号
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広報誌「Present」2024年8月号
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