カード放置の「思わぬリスク」にご用心
皆さんのお手元に、あまり使っていないクレジットカードはありませんか? 作った経緯は人それぞれだと思いますが、誰しも1枚や2枚は持っているのではないでしょうか。しかし、そのようなカードを放置している人は要注意。なぜなら、次のような「思わぬリスク」が出てくる可能性があるからです。
①不正利用の恐れがある
最近は、少額であれば暗証番号や署名不要で決済できるクレジットカードが増えています。そのため、万が一盗難にあった場合などに、不正利用されやすいといえます。普段使っているカードであればすぐに不正利用に気付くかもしれませんが、使っていないカードの場合はなかなか気付けない可能性があります。
②年会費がかかる場合がある
クレジットカードの中には、年会費がかかるものがあります。そうしたカードを放置してしまうと、利用していないにも関わらず無駄な出費をしてしまうことになります。
③管理が大変になる
クレジットカードごとに暗証番号を覚えておくのは意外と大変です。さらに、引き落とし先がバラバラになっていると、支払日近くのお金の管理も面倒になります。総額でいくら使っているかがわかりにくくなるのもデメリットです。
④ポイントが分散してしまう
多くのクレジットカードには、使うともらえるお得なポイントがあります。いろいろなカードを使っていると、カードごとにポイントが分散してしまうので、まとめて使えなくなってしまいます。
このように、使わないクレジットカードを持ち続けることはリスクやデメリットが多いといえます。もしそうしたカードをお持ちなら、すぐ解約するのが望ましいでしょう。解約の手続きはカード会社によって異なりますが、多くの場合は電話やウェブサイトで簡単にできます。
クレジットカードは自分で管理しやすい枚数に絞って、集中して使うのがおすすめです。