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Web magazine“Present” 広報誌「Present」Web版

2023年11月号掲載

「家族と保険と私」

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このコーナーでは、「わたしたちのくらしと生命保険」をテーマにした公益財団法人生命保険文化センター主催による第60回中学生作文コンクールの入賞作品をご紹介します。

都道府県別賞一等

滋賀県 東近江市立五個荘中学校
二学年 中嶋 莉緒(なかじま りお)

今の私は、去年の私とは違う。今の私は生命保険の大切さを知っている。大切さに気づいたきっかけは、今年の六月に私の家族に起こった出来事だった。

今年の六月、私の父が心筋梗塞になった。それは突然のことで、私は驚いた。

起こった時期は、ちょうど母が家族の保険を見直そうと考えていた時期だった。だから、父の保険は十年前に入っていたガンに対応した生命保険だった。でも、父がなったのは心筋梗塞。後から母が、

「三大疾病に対応した保険に、早く見直しをして入っておけばよかった。」

と言っていた。私はそれまで、保険に興味がなかったから、保険についてよく知らなかった。

だから、そんなの、なってしまった後でもすぐに変えればいいじゃん。そう思っていたけれど、保険はそう簡単には変えられなかったらしい。

そこで私は、保険はいざというときのために、入った後も見直すことが大切だと思った。テレビで何気なく聞いていた、生命保険のCMのセリフが今になって、とても大事なことだと思った。

生命保険の大切さは他にもある。父が心筋梗塞になった後、父は入院した。入院するにはお金がかかる。私たちが生活するのにも、お金が必要になってくる。

私は中学生になった。お金のことも気になっていた。

私の家庭は、そんな裕福な家庭じゃないと知っていたから、お金の話をしない母が気になっていた。私は父のことだけでもとても不安なのに、もし母がお金の不安のことも抱え込んでいたら、どうしようと心の片隅で思っていた。

でも、生命保険の給付金が少し出たと聞いた。生きていくためにお金が大切になる場面がたくさんある。今回のような場面で保険が支えてくれたのはすごいと思ったし、ありがとうと私は思った。

だから、生命保険や家族のおかげで、父のことは心配だったが、生活への不安は少なくなった。

その後、父は無事、退院した。退院後も薬は飲み続けると聞いたが、生きていてくれて本当に良かったと私は思った。

母もその後、今出来ることをしようと、母と姉の保険を見直し、新しい保険に入った。そのことを私に話してくれたときの母の表情は、うれしそうで安心した表情だった。

生命保険は、自分が健康でいれば必要ない。そう思っていた私だったが、今回のことで、父が十年前の小さな保険でも、入っていてくれて良かったと私は思った。

でも、保険を早く見直しておけば良かったと後悔しているときもあった。

生命保険は、今回感じたように、病気になってから気づくのでは遅かった。だから、何か起こる前に、生命保険に入って、定期的な見直しをしていくことが、本当の安心へと繋がると私は思った。

今の父は、心筋梗塞になる前と変わらず、食べることが大好きだ。でも、退院後の今は食生活を少し見直して工夫しているところがある。

そのことで、ときどき父が、難しい顔をしているときがあるが、そんなときも平和に、家族みんなで一緒に過ごせているときが幸せで、そして、どこかには頼れる存在の保険がいてくれる。

そんな夢みたいに幸せな場所に、今、私はいる。

まだ不安なこともあるけれど、全ての存在が大切だということ。いろんな出来事があって私が一番思ったことだ。

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